空気よめない演出

お葬式で歌謡曲やクラシックを流すと、葬儀後にその音楽を聴くたびにお葬式の時点に引き戻される----という意見がありました。

もちろん、故人はその曲が好きだった、遺族もお葬式にぜひその曲を流してほしいという場合は別ですが、リクエストのない時に「千の風になって」など “お葬式っぽい” “感動的な ”(と思われている)曲を流されると苦しくなるというのです。

 

その方は「葬儀に音楽は必要なのか」とも言っています。

私は音楽が好きなので、お葬式に音楽は必要だと思っていましたが、そうですか、そう思う方もいるんですね。

 

でも、わかります。

日常生活の中になにげなく流れている音楽も、そのメロディにマイナスのイメージを持っていたり、演奏している楽器の音が嫌いだったり、嫌いな和音が出てきたりすると「音楽」は「音が苦」になり、ただただ「音の公害」になってしまいます。

 

これって、数年前までタバコを吸う人はタバコの煙に耐えられない人の気持ちがわからなかった、それと似ているような気がしませんか。

 

 

お葬式は特に普通の精神状態ではない場合も多いですから、そこでの音楽は気をつけるべきですね。

 

葬祭業者として「何かしてあげたい」と思うことは重要だと思いますが、過度の、また“空気よめない 演出をすることのないようにお願いしたいものです。

2010.10.18



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コメント: 1
  • #1

    bonbon (火曜日, 19 10月 2010 10:27)

    G線上のアリアを聞くと、「あっ、お葬式の曲だ」と思ってしまいます。