2010年11月ブログ

2010年

11月

30日

本物を見極める目

先日、ブログのコメントに「これは危ないお誘いかもしれない」と感じたものがありました。

言葉巧みに書いてあるのですが、いまひとつ信用できない。

プロに相談すると、「信用できそうなものかどうか見極めること」という答えだったのですが、この「見極める」というのは難しいものです。

私の見極めは正しかったかどうかわかりませんが、そのコメントは削除させていただきました。

 

同様に、お葬式の世界もこの「見極める」ということが重要になってきたと思います。

 

葬儀社選びのポータルサイトが林立し、誰でもが 葬儀コンサルタントや葬儀アドバイザーを名乗れる今、どれが、どの人が本物か見極めるのは非常に難しいと思います。

 

私はお葬式の世界にいる分、ちょびっとだけですが、見極めるチカラがついていると思います。この人の情報はおかしいのではないかと思ったりすることがありますが、一般の消費者だったらわからないかもしれません。

 

では、どうすればいいのでしょう? 特効薬はわかりませんが、「比べる」ということで、少しはわかってくるかもしれません。

 

 

今日、ある方とお話していて、“本物はわかる” という結論が出ました。物を書く商売はこわいです。本物であるかどうかすぐわかってしまいます。

 

私も、正しい情報をお伝えできるように、そして少しでも本物に近づけるよう勉強していきたいと思います。

2010.11.30


 

0 コメント

2010年

11月

27日

散骨した彼女との再会

718日のブログで書いたのですが、12年前、私がご主人のお葬式のお手伝いをさせていただき、そしてその後、遺灰を海に散骨したという彼女にやっと会うことができました。

 

「近いうちに食事に」と言っておきながら、11月ももうすぐ終わり。何ともお恥ずかしい次第です。

 

彼女の娘さんは成長し、田町で「はな遊」http://ggyao.usen.com/0005018868/ というお店の店長をしています。娘さんにはとってもかしこくてかわいいお子さんもいるので、彼女はもうおばあさん。月日の経つのは早いものです。

 

ずっと心のどこかで心配していたのですが、ご家族が明るく元気に過ごされているのを見て安心しました。

 

たまに、“散骨したのはいいが、お墓のようにお参りできるところがないので後悔している”という人がいるので、それについても聞いてみたら

「散骨してよかったと思っている」とおっしゃっていたので、それも安心しました。ご主人はいつも彼女の心の中にいるようです。

 

今日は彼女のお友だちも多数集まっていて、中には樹木葬について考えている方がいたり、火葬場の仕事をした方がいたり、スピリチュアルなことに詳しい方もいて…。不思議なご縁も感じた、楽しい集いでした。

 

2010.11.27


0 コメント

2010年

11月

26日

天中殺ですって!?

何をやってもうまくいかない……。

 

ある人に「あなた天中殺だからよ」ってなことを言われて、「はあ??」

 

天中殺の時は、新しいことをやってはいけないのだそうです。しかも2年間もです。

 

そんなこと、できないでしょ。天中殺だか大殺界だか知らないけれど、2年間も新しいことをやらなかったら、それこそ仕事がなくなり、飢え死しちゃいます。

 

 

あのオヤジに苦労させられたのも天中殺だから? 

だったら天中殺は2年どころではない。

 

やろうと思っていた企画がまとまらなかった。それも天中殺? 

そんなこといっつもですよ。

 

もし、親しい人が亡くなったりしたら、それも天中殺っていうんですか?

 

便利だなあ、天中殺。

ブログなんかはじめちゃって、これが不幸の始まりになるのかな?

 

来週、友人のプロの占い師に会うので、聞いてみたいと思ってます。

2010.11.26



 

 

 

 

 

 

0 コメント

2010年

11月

25日

お経の意味を教えてほしい

葬儀や法事などで、お経が長くて嫌だという人は多いでしょう。

でも、お経の意味がわかり、それが素晴らしい、有り難い、琴線に触れるようなものだったら聞いてみたいと思うようになりませんか?

 

もし、お坊さんが「これから○○というお経を読みます。これは○○という意味ですから、○○なことです。皆さんも○○してみましょう」みたいな説明があったら、もっと耳を傾ける人が増えると思うんですけど。

 

そんなことを考えていた私にタイムリーともいえる本がありました。

 

戸次公正(べっきこうしょう)さんの著書『意味不明でありがたいのか お経は日本語で』(祥伝社新書)。戸次さんは真宗大谷派のお寺の住職で、日本語でお経を読むことに取り組んでいらっしゃる方です。

 

ウイットに富んでいるし、難しいこともわかりやすく書いていらっしゃいます。

葬儀の本来の意味や葬儀で不必要なことなどもあり勉強になりました。

 

“お坊さんってこうだよね って思いました。

 

参列者や檀家の向こうで勝手にお経を読んでいるお坊さんに、この本を読んでもらいたいです。

2010.11.25



 

 

 

 

 

3 コメント

2010年

11月

24日

どっちの広告がお好き?

先日、東急池上線に乗り、車内の広告に目が留まりました。

偶然にも、なのかどうかわかりませんが、2つの葬祭業者の広告が並んでいました。

 

A社はズバリ「お葬式は当社にどうぞ! もしもの時のお電話は○○○」というような表現のもの、B社は葬祭業者とは一見わからないような内容。もしかしたら、じっくり見てもわからないかもしれません。作文かなにかを募集しているものでした。会社名も小さく書いてありました。こういうこともやっている会社です、というイメージを伝えているような感じです。

 

どっちがいいのかなあ? 

その時も思いましたが、今日、葬祭関係者と広告の話をしていて、A社タイプとBタイプはそれぞれ消費者がどう思うかというような話になりました。


お葬式の広告企画は難しいです。どの業種でも難しいでしょうが、特にお葬式は言葉を選ばないと、見る人によっては相当不快な気分になります。

 

消費者は葬祭業者の広告のどこを見て、どこに引かれるのか、教えてほしいですね。

2010.11.25


1 コメント

2010年

11月

23日

バーチャル大仏・仏像

秋の上野公園
秋の上野公園

私が上野公園あたりに出没していたのは20数年前。その頃は取材で東京文化会館や芸大に行っていたのですが、汚ならしくて “上野公園でデートなんて感じではありませんでした。

 

上野公園はすごくきれいになったと思います。今は紅葉も美しく、たくさんの人で賑わっていました。

 

その中を通り抜け、東京国立博物館で行われている特別展「東大寺大仏 天平の至宝」(光明皇后1250年御遠忌記念)に行ってきました。祝日だし、最近の仏像ブームでさぞ混んでいるのだろうと思ったらそれほどでもなく、ゆっくりと見ることができました。

 

特別展については、いろいろな方が書いていらっしゃるので、私はシアターのことをちょいと書きたいと思います。

 

「バーチャル」とかいう新しいものが好きなワタクシ。展示会場でも「バーチャル大仏」が上映されていましたけど、別棟の「ミュージアムシアター」には興味津々。特別展に入る前に予約しておいたくらいです(入館料で入れます)。30人くらいが入れるシアターで観るVR(バーチャルリアリティ)です

 

上映は金・土・日・祝日だけで、1日2作品を3回ずつ。 

  1本は「金銅灌頂幡(こんどうかんじょうばん)飛鳥の天人」で、私が観たのは「不空羂索観音立像(ふくうけんさくかんのんりゅうぞう)の宝冠」でした。


 東大寺の法華堂の本尊である不空羂索観音立像が頭にかぶっているカンムリを、おねーさんのナビゲートで細部まで観ていくのです。

 

グーンと寄ってすんごいアップになったり、普通は観ることができない真上からとか、カンムリの中に入って内側を観たりするのです。ここまでやると仏像の威厳がなくなるのではないかと心配にもなりますが、美術品として観るにはおもしろいでしょう。

続きを読む 0 コメント

2010年

11月

22日

アメーバピグっ。実は私もやってます

実は、このブログ「私のお葬式」だけ近々アメーバ・ブログに引っ越そうと準備をしています。

 URLは http://ameblo.jp/min-sou/  アメブロの皆さん、よろしくお願いします。

 

とりあえず、引っ越しできる状態になってきました。

テレビCMなどで盛んに宣伝している「アメーバピグ」ってやつも作りました。

 

はじめ、アメーバ・ブログは広告ばっかりでグチャグチャしているし、それに若い人向けでしょ。どうかなあと思ったのですが、使い勝手がいいのといろいろな仕掛けがあっておもしろいです。

 

アメーバピグもそのひとつ。自分の分身のようなかわいらしいピグ(アバター)が、好きな洋服を着て仮想空間におでかけしたりして、他のピグたちと出会うのです。カジノもあり、遊べます。私はスロットマシンをやりました。「エリコのお部屋」もあります。

 

ただ、あちこちで会うピグは小・中学生が多いようなので、おばさんピグはちょっと恥ずかしくておとなしくしていますけど。

ブログを見たら「お葬式」がテーマだったなんてね、少年少女たちはビックリするよね(笑)。

 

アメーバ会員は850万人、アメーバピグ会員は300万人を突破(2010年4月)とか。

この仮想空間はさまざまな方向に広がっていくのでしょうが、もし、ピグの本人が実際に亡くなったとしたら、他のピグが集まって “お悔やみ申し上げます” なんてやるのかなあ…。そんなことまで考えてしまいました(あー、やだやだ。どうしてそれを考えるか)。

 

これに はまると引きこもっていくような気がします。

やっぱり、生身の人間に会って話をしたり、本物の景色を見たりしなくちゃね。

人と話をするのが苦手という若い人が増えないことを祈るばかりです。それと、この仮想空間の中ではいじめなんてないように。

(2010.11.22)


 

 

 

0 コメント

2010年

11月

21日

学生さん、葬儀社はどうですか!

何十社まわっても内定ゼロの学生が多いそうです。

中小企業なら求人があるのに、大企業を希望する人が多いからだとか。

 

学生さん、葬儀社はどうですか! 

不況とはいえ、新卒を採用するところもあるんじゃないですか?

 

かつて葬儀社さんの社員に「なぜ、葬儀社に入ったのか?」と聞いたことがあります(新卒の人ではありませんが)。

ある女性は、「葬儀社の日常業務をあたたかく綴った本を読んだことがきっかけ」といい、男性の中には「祖父の葬儀を担当した葬儀社の社員が素晴らしかったので」「人の役に立つことがしたかった」という人がいました(表向きかもしれませんけどね)。

 

きっかけは何であれ、皆さん、今も一生懸命やっていますよ。

 

 

そういう私は、なんでお葬式の雑誌の編集をやろうと思ったのか…。

 

忘れました(笑)。

でも、何か引かれるものがあったのでしょう。それほど何も考えずに飛び込んでしまった世界なのです。

 

不謹慎といわれるかもしれませんが、飛び込んでみたらおもしろかった。知れば知るほど深くて興味が尽きない世界です。

2010.11.21


 

 

0 コメント

2010年

11月

20日

ファミマ葬儀に参入で、業界はどうなる?

イオンに続き、ファミリーマート、あなたもですか?

 

なにって、葬儀業界参入ですよ。こりゃ、業界は大騒ぎですね。『週刊東洋経済』にも「スペシャルレポート02」として情報が掲載されていました。

 

「おでん70円!」の店舗に、「あの〜、お葬式の……」って相談にいく世の中になるのでしょうか?

 

消費者は、信頼できるいい葬儀社を見つけ、適正な価格のいいお葬式をしたいと思うでしょう。

しかし、葬儀社はあまり派手な宣伝はできないし、「○○SALE」の看板も掲げられない。

 

その点、イオンとかファミマという全国展開の、みんなが知っているブランドは強いのでしょうか? もちろん、店舗だけでなくネットで紹介とかいろいろな戦略を立てているでしょうけど。

 

選択肢が多くなるということで消費者には朗報ですが、葬儀社は厳しいでしょうね。

葬儀単価が下がっているのに、大型異業種の参入もありで、葬儀業界はこれからどうなるのか?

 2010.11.20



 

 

 

2 コメント

2010年

11月

19日

世田谷に森繁通り

月日が経つのは本当に早いものです。

 

森繁久彌さんが亡くなってもう1年経ちます。

 

一周忌を迎え、森繁さんが暮らしていた世田谷の船橋には、森繁通りが誕生。

テレビのワイドショーなどでも取り上げられていましたが、13日には、小田急線の千歳船橋駅前で命名式典が行われました。

 

商店街には「祝 森繁通り」の旗がたなびいています。

 

 

昨年1120日、青山葬儀所で行われた森繁さんの葬儀・告別式で忘れられないのは、会葬のお礼に配られたとらやのおまんじゅうと最中のセット。「故人の好物でした 喪主」というメッセージまで入っていて、参列したファンにも手渡されました。

続きを読む 2 コメント

2010年

11月

18日

編集者はこぎたない!?

やっと雑誌の色校正が終わりました。しかし、一服(タバコじゃないですよ!)してはいられない。明日は葬儀社さんに行かなければならないのです。

 

葬儀社さんは、かつてはパンチパーマでタバコ臭いおっさんが多かったのですが、最近は、イケメン、イケウイメン?も多く、そうでない方も身だしなみはきちんとしています。

 

女性たちは、忙しくても髪をピッチリまとめ、きれいにお化粧していますね。

 

それに比べて、私は髪はボサボサ、顔はほとんどスッピンで、これでも女かというほどひどい。

 

雑誌の編集で忙しくて…は理由にならないです。

これでは門前払いされるのではないかと思い、受付終了間近の美容室に駆け込みました。

そして、ただ今、なんとか人前に出させていただけるような状態になりました。

 

編集部ってだいたい汚らしいし、そこで働く人たちもこぎたない感じの人が多いです(女性誌なんかはちょっと違いますけどね)。


どうしてでしょうね。そういう人たちだから雑誌ができるんでしょうか。

雪崩れるんじゃないかと思うくらいに資料を積み上げている人もいますよね。

 

私は、葬儀社さんとお付き合いするようになって、少しは片付けるようになったし、こぎれいにしようと思うようになったんですけど。これでも。

(2010.11.18)


0 コメント

2010年

11月

17日

おもしろ検定ばやり

最近、さまざまな検定がありますね。


お好み焼き
検定日本さかな検定(ととけん)、阪神タイガース検定、銭湯検定…。

「定年力検定」は、定年しても最低限必要な、経済的な基礎知識を問うものだそうです。

 

各地の商工会議所などが運営しているご当地検定もあるし、個人がやっている「検定」という名のゲームみたいなものもあります。

 

きっとあるだろうなと思って調べたら、「お葬式マナー検定」もありました。

 

日本人は、勉強が好きになったのか? 「資格・検定ビジネス」に乗せられているんでしょうか?

2010.11.17


0 コメント

2010年

11月

16日

葬儀社さんも口臭予防

最近、女子トイレの洗面台でハミガキをしている人が多くなりました。

 

葬儀社さんでもハミガキをしたり、口臭予防用のスプレーを使っている人は増えているようです。やっぱり客商売ですものね。

それに、葬儀社さんの歯に海苔がついていたりしたら、参列者だって笑いをこらえるのに苦労します。

 

そういう私も “ハミガキ女” で、出かけるときはいつもハミガキセットを持っています。

 

新幹線の中でハミガキをするときは、すすぎ用のお水を持参していきます。

 

続きを読む 0 コメント

2010年

11月

15日

「棺おけリスト」という映画は?

最近、週刊誌などで「死ぬまでにしておきたいこと」「この人の最後の……」というような特集を見ることが多くなってきました。

 

そのような中で、昨日、テレビで放送された映画「最高の人生の見つけ方」 は中高年にヒットしたのではないでしょうか。私の知人(60代後半)も「おもしろかった」と言っていました。

 

原題は「The Bucket List(棺おけリスト)」、それが「最高の人生の見つけ方」になっちゃうのもすごい。うまいタイトルを考えるもんです。


さて…。

病室で知り合った余命半年のオヤジ2人が「死ぬまでにやりたいことリスト」(棺おけリスト)を作って病室を飛び出します。スカイダイビングやカーレースをしたり、アフリカ、エジプト、インドとあちこち旅したりして、やり残したことをやっちゃうのです。

もちろん、おふざけだけでなく、ハートにジーンとくるシーンもあるんですよ。

 

とにかく明るいのがいいです。現実はこのようにはいかないでしょうけど、こんなふうに残された日々を送ることができたら最高ですね。

 

ラストは遺灰をどうするか?のシーンですが、これがまたおもしろい。

「骨壺っていう響きが好きじゃない。火葬して遺灰を缶に入れてくれればいい」と言っていたオヤジの遺灰はどうなるか? ネタバレしちゃうので言いませんけど。映画を見逃した方はDVDでどうぞ。

2010.11.15


 

 

3 コメント

2010年

11月

14日

ほとけもフランスも「仏」

「倫敦」---。

なんて読むかわかります?

 

ロンドンです。「巴里」はパリです。

 

国名、地名を漢字で書くと、映画のタイトルなどはおしゃれな感じもしますが、わかりにくいですね。

 

特にフランス。仏蘭西と書きますが、略すと「仏」。

 

「仏の○○が…」とあって、「ほとけさま」のことかと思いきやフランスのことだったということもあります(私だけでしょうか?)。

 

社団法人全日本仏教会は略して「全仏」。

テニスの世界4大大会のひとつ、フランスで行われるのは「全仏オープン」。

ほとけとフランスで、仏教関係の皆さん、混乱したことはないのでしょうか?

 

鎌倉の大仏を見学したのは、「仏」ではなく「米」の大統領でした。

(2010.11.14)


 

 

4 コメント

2010年

11月

13日

「無縁社会」が単行本に

NHKスペシャルやニュース番組などで放送された「無縁社会」。大きな反響を呼びました。

家族とも社会とも絆のなくなった人々をリポートした「無縁社会」が、今度は単行本になりました(文藝春秋刊)。

 

“無縁”というと、高齢者とか、ひとり暮らしの中年男性などを想像していました。

最初は、中高年男性の孤独死とか、白骨化した高齢者、行方不明の高齢者などの報道がかなりあったと思うのですが、その世代だけの問題ではなかった。

若い世代にも無縁社会の恐怖が広がっていたのです。

 

就職したくてもできない人たちは、会社の縁を築くことも、結婚して夫婦の縁を築くことも難しくなってしまいます。

 

「最近の若い子って、お金を持ってない子が多いよね」

先日、友人がそんな話をしてました。

 

親の年金で親と一緒に暮らしていた青年が、親が死んだことを隠してその年金で暮らしていたというニュースがありました。

 

アラフィフの私たちの世代が若い頃はそんなことは考えられなかったと思います。

でも、今はそんなこともあるだろうと思ってしまう…。悲しい話です。

(2010.11.13)



 

 

0 コメント

2010年

11月

12日

黒澤明監督「夢」の葬列はめでたいもの

黒澤明監督が亡くなったのは9896日。密葬の後、13日には横浜の黒澤フィルムスタジオでお別れ会が行われました。

 

私は取材に行きませんでしたが、そのときの様子を掲載した写真集を見ると、まず金色の祭壇が目に入ります。

といっても、生花祭壇や白木祭壇が金色だったわけではなく、「乱」の「一の城・金の間」をモチーフにした、金紙を全面に貼った映画のセットのようなものが中央に置かれ、両脇にカーネーションなどの白い花が飾られていたのです。

 

あれから12年。

そして、今年は1910年生まれの監督 の生誕100年。記念の特別上映や展示会など各地でイベントが行われています。

1226日までは、京橋の東京国立近代美術館フィルムセンターで展示や映画上映なども行われています。

 

 

元バンドピープルでお葬式ライターの私にとって黒澤映画といえば、「夢」。

監督が実際に見た夢をモチーフに作ったという作品で、オムニバス形式の8話の最終話「水車のある村」には葬列が出てきます。

 

ストーリーを少々紹介すると…。

 

その日は99歳のおばあさんのお葬式。

どこからかお祭りのような音色が聞こえてきます。

 

ピッコロ、ホルン、トロンボーン、テューバなどの吹奏楽器と打楽器が「ブンチャ、ブンチャ」と奏でながら歩きます。その後ろには華やかな笠をかぶって「よいやさー」のかけ声で踊りながら行く人たち。その間で男性が柩を担いでいます。

 

 笠智衆さん演じるおじいさんがいいます。

「本来、葬式はめでたいもんだよ。よく生きてよく働いて、ご苦労さんと言われて死ぬのはめでたい」

 

もしかしたら、悲しみを忘れさせてくれるくらい楽しいお葬式があってもいいのかもしれない…。

そんなことを思わせるシーンでした。

2010.11.12





 

0 コメント

2010年

11月

11日

喪中にお歳暮を贈っていいの?

あちこちでお歳暮のパンフレットを見かけるようになりました。

人気のあるお歳暮ってなんでしょうか?

 

gooのランキングを見ると

 

1位 商品券

2位 カタログギフト

3位 お菓子詰め合わせ

 

なるほど。先方が本当にほしいものを贈りたいと思うと、こうなるのですかね。「ギフト」というより「ジャスト!」みたいな感じ?

 

さて、「喪中の人はお歳暮を贈っていいのか?」という質問がありました。

答えは、OKです。

 

喪中といっても、穢れているわけではありません。だいいち、「穢れ」なんてこの世にありませんよ。


お歳暮は、お世話になった人に感謝を込めて贈るものなのですから、問題ないです。

 

とアドバイスしても「でも……」という人がいます(じゃあ、聞くなよ。マナー嫌いの私に聞くとは。聞く人を間違えとる)。

まあ、先方がシキタリとかに妙にこだわる家だったり、マナーにうるさい上司だったりすると悩むこともあるでしょうけどね。

 

だったら、お歳暮の時期にお礼状(そこに、喪中なのであえて贈ることを控えたことを書く)でも出しておいて(喪中はがきも出しているでしょうけどねえ)、年が明けて松の内過ぎて「寒中見舞い」として贈るとか、遅くなっても喪が明けてから贈るとか、気が済むようにすればいいと思います(冷たいですか〜?)。

 

サラリーマンの皆さんやその奥さまは、この時期、気を遣って大変だということはわかりますけど。

2010.11.11


0 コメント

2010年

11月

10日

わが街のおもしろ風習

地域によってお葬式の慣習は異なります。同じ市内でも異なるときがあります。

『日経おとなのOFF12月号に「地域で違う葬儀の作法」というページがあり、興味深く読みました。

 

このホームページにもあります。「みんなのお葬式体験」→「わが街のおもしろ風習」を見ていただくと、いろいろな風習が出ています。

 

20年前に群馬の実家で父が亡くなったとき、柩に入った父の額には白い三角巾。天冠(てんかん)と言うんだそうですけど、お化けの漫画を思い出し、涙を流しながらも、思わずプーッと吹き出しそうになりました。私は、こんな格好で旅立っていく父がかわいそうになりましたけど。

 

納棺前にふとんに寝かせていたら、おじが台所から庖丁を持ってきて、亡くなった父の胸に置いたことにも驚きました。

「魔除け」のためということでしたが、 “死者に庖丁” はないでしょう。自殺みたいだったので、葬儀社さんにきれいな袋に入った刀を持ってきてもらいました。

 

などなど、父のときのことを思い出してもいろいろあります。

 

特に仏教のお葬式は、仏式とはいえ「その土地ならではの仏式」になっていることがあります。きっと皆さんの地方にも、驚くべき風習が残っていることでしょう。

2010.11.10



0 コメント

2010年

11月

09日

はるさんのブログ見てくださいね!

昨夜、コメントがたくさん入っていました。「はる」さんという方からでした。

掲示板にもコメントをくださり、そこから、はるさんのブログ「たとえ明日 私が葬られるとしても」 を拝見しました。

 

はるさんは、キリスト教の葬儀のプロフェッショナルで、お葬式の専門誌『SOGI』にもたびたび原稿を書いていらっしゃる方。今号の『SOGI』(119号)の「日本人の死生観の行方」にもズバッと、しかし温かさを感じられるご意見を書いていらっしゃいます。

 

私のブログは、一般人の立場のときもあれば、葬儀社さん側の見方のときもあり、たまに吹奏楽をいまだに引きずっている編集者のボヤキになっていますが、はるさんのブログは葬儀のプロフェッショナルとして、真摯に葬儀に向き合っていることが感じられます。たまに出てくる(汗 が、人柄を表していてまたいいんですよ!

 

 

いつの間にか、私のブログを見てくださる方が増えているようで感激です。

はるさんのようなプロが見てくださっているかと思うと、ビビりますけど。

 

研究者でもないし、お葬式ライターとしても未熟な私ですが、私なりに皆さんに役立つようなことを書いていけたら、と思っています。これからもよろしく!

(2010.11.9)


2 コメント

2010年

11月

08日

菩提寺はどこですか?

『週刊ダイヤモンド』(11/13号)の特集「宗教とカネ」を見ると、新宗教(最近は新興宗教とは言わないんだそうだ)の幸福の科学、真如苑など、おおっすごいもんだなあと思ってしまいます。

幸福の科学は、信者数1100万人ですって。いつの間に…。大学まで作っちゃうそうですよ。

 

私はどちらの信者にも知り合いがいますが、その宗教を語るときのさわやかな笑顔ったらなかったです。まさに信じる者は救われていた!?

 

それに比べて、既成仏教はどうでしょう?

 

お葬式の段になって葬儀社に

「菩提寺はどこですか? 宗派は?」などと聞かれて答えられない人が結構います。中には

「 “ぼだいじ” ってなんですか?」と尋ねる人も。(代々のお墓があるお寺です)

 

自分の意志で入信したのではなく、家の宗教宗派がそうだからといっても、仏式でお葬式をしたいと思うのなら、どの宗派かくらいは知っているべきだし、菩提寺も確認しておきましょうよ。

 

田舎の菩提寺の存在を知らずにお葬式をやってしまい、「菩提寺の墓に入れてもらえなくなった」とか、「(お葬式のときにきた坊さんと田舎の菩提寺に)お布施を二重取りされた」というような話はよく聞きますね。

 

 

江戸時代に始まった檀家制度を、今の少子化、超高齢社会のニッポンが引き継いでいるっていうのも無理があると思いますけど…。

2010.11.8


 

0 コメント

2010年

11月

07日

「おとりさま」と「おひとりさま」

今日の新聞に浅草・鷲(おおとり)神社の「酉の市」の広告が載っていました。

鷲神社へのアクセス方法の下に、

「詳しくは『おとりさま』」で検索」とあったのですが、

「おひとりさま」(お1人様)と読んでしまい大笑い。これも職業病でしょうか(今、単身者について調べているのです)。

 

そういえば、「ヨン様」を「ヨソ様(よそ様)」と言った人がいたという笑い話がありましたね。ちょっとの違いで大きく違う日本語はおもしろい。

 

 

さて、お墓のおはなしです。

こんなご意見がありました。

「嫁ぎ先のお墓ではなく、実家のお墓に入りたいです」

新聞にも「すでに他界した姑と不仲だったので、一緒の墓に入りたくない」という悩みが。

 

お骨になってしまったら、誰と一緒かわからないと思うのですが、そうは割り切れないのが日本人のようです。

 

今は「家の墓」にそれほどこだわることもなくなりました。ただ、問題なのはお墓の承継のこと。

この際、家族でよく話し合っておきましょう。

終の住処に入って、隣のお骨ともめることのないように(?)しておきたいものです。

2010.11.7


 

2 コメント

2010年

11月

06日

明日は酉の市

怒濤のような1週間が終わろうとしています。1つ寝ると、また新しい週が始まる……。ゆく年くる年風になってしまいました(ちょっと早かったですね)。

 

今日、神社の前を通ると「酉の市」の提灯が掲げてあって、ああもうすぐ今年も終わるんだなあと思ってしまった影響です。

 

明日は酉の日。ご存じのように、酉の市が行われる11月の酉の日は毎年変わるわけですが、今年の11月の酉の日は7日と19日。

 

酉の市といえば縁起物の熊手。これには運をかきこむという意味があるそうです。

熊手買ったり、年明けにだるま買ったりすると運気が上がるか…。買ってみようかな。

 

 

今日は、あるお寺で団扇太鼓を叩きながらお題目(南無妙法蓮華経)を唱えてきました。

私の実家の菩提寺は浄土宗の寺で、私は信徒という自覚はないのですが、浄土宗のお寺に行くことが多かったので、日蓮宗のコレはどうも違和感あります。

2010.11.6


2 コメント

2010年

11月

05日

どうなる?電子書籍

水嶋ヒロさんがポプラ社小説大賞を受賞、村上龍さんが電子書籍制作・販売会社を設立など、出版界の話題がにぎやか。でも何日か前には大手出版社10社の8社が減収、4社が赤字というニュースもありました。

 

電子書籍には以前から興味がありました。今ある本を電子化するのではなく、おもしろい仕組みができないとなあとシロウトながら思っていましたが、龍さんが動き出しましたね。

 

そうなってくると、私のような紙媒体の編集者は考え方を変えていかないといけません。

デザイナーも、です。

執筆者も電子書籍を意識して書いていくんでしょうね。

 

新たな時代がやってきましたが、変わるときは一気に変わってしまうから乗り遅れないようにしないと。

お葬式の本も電子書籍にすれば、もっとわかりやすくなると思いますが、書き手はたいへんでしょうね。

2010.11.5


0 コメント

2010年

11月

04日

家族葬プラス・マイナス

身内だけで送ってあげたいから、という理由で家族葬を希望する人がいる一方、家族葬にするのは、皆さんに気を遣わせたくないから…という人もいます。

しかし、この“気を遣わせたくない”、“迷惑をかけたくない” が、曲者なのです。

 

身内以外の人でも、亡くなった人とお別れしたいと強く思う人もいます。もしかしたら、家族が考えている以上に多くいるかもしれません。

その人たちが家族葬に参列できず、どうやってお別れしたらいいかと悩むこともあるのです。

 

自宅に伺っていいか、そこまですると迷惑か…。お墓参りならいいか、でも場所がわからない…。その人たちは、まず家族に電話などで連絡をしなければならず、それも「どのタイミングで?」などと悩み出してしまうこともあるのです。

 

家族葬はいい面もあるけど、悪い面もある。いろいろ考えた上で決めたいものです。

(2010.11.4)


1 コメント

2010年

11月

03日

いよいよバカラのシャンデリア点灯

バカラのシャンデリア登場
バカラのシャンデリア登場

今日はいい天気でした。こういうのを秋晴れというのでしょうか。

出かけたい気持ちを抑え仕事をしていたのですが、夕方になり耐えきれず、買い物ついでに散歩に出かけました。

 

恵比寿ガーデンプレイスまで来ると、いつにも増して人が多い。なるほど、今日はクリスマスシーズンの名物となったバカラのシャンデリアの点灯式だったのです。  

点灯式は終わっていたのですが、思わずパチリ。

今日は七五三の衣装を着た子どももちらほらいました。

 

……という、しようもないお葬式ブログで申し訳ないのですが、一段落したら新企画をやりたいと思っていますので、ごカンベンください。

 

いよいよクリスマス商戦突入で、恵比寿駅は待ち合わせの人たちであふれますよ、のお知らせでした。ごめん!

2010.11.3


1 コメント

2010年

11月

01日

喪に服すって?

かなり前になりますが、「ベルナルダ・アルバの家」というスペイン映画を観ました。

夫を亡くした女性が、5人の娘とともに喪に服す。それはなんと8年間続きます。娘たちは監禁されているかのような青春時代を過ごすことになり、そして悲劇が…。

 

20年くらい前に観たので詳しくは覚えていませんが、「喪に服す」ということは恐ろしい。毎日黒い服を着て、恋愛も結婚もできずに8年も暮らすなんていやじゃと思ったことを覚えています。

 

日本でこんなことはあり得ませんが、今日、年賀はがきが発売され、喪中はがきが店頭に並んでいるのを見てこの映画を思い出してしまいました。

 

喪中はがきをどうするか、結構気にする人が多いようです。一緒に住んでない身内が亡くなったときはどうするの?とか、どこまでの親族?とか。


喪中って、一定の期間、故人を偲んで慎んで生活することでしょう。

 

喪中はがきだけ出して、クリスマスケーキやおせちを食べたり、初詣に行ったり、新年会で大騒ぎしているんだったら、喪中はがきを出して喪中と知らせた意味がない

そんなら出さなくてもいいのでは?


2010.11.1





0 コメント